【憧れの職業#1】バーテンダー。男の心意気あふれるサービス。


見切り発車で憧れの職業シリーズはじめてみます。

水曜日、たまたま思いついてあるバーに行ってきたんですが、バーテンダーってすごい!と感動して帰ってきました。

同じサービス業で飯食わせてもらってる者として、感じるところありありだったので、幾つかポイント絞ってシェアします。



水曜、韓国料理を食べた後で、市内のバーに行ってきました。数年前に後輩と初めて行ったお店。The Kawabun Nagoya です。

この店、丸の内から少し歩いた閑静な住宅街に、どーーーん!とそびえています。周りは殺風景なのに、店内は別世界。ほの明るい暗がりの中に、スターバックスのそれをもう少し格式高くしたようなソファとテーブルがあって、ガラス越しに竹がほどよく茂る庭園が見え、風に揺れながら松明が辺りを照らしています。

僕がこの店を知ったのは、「大人の名古屋」という雑誌だったと記憶しています。名古屋のオーセンティックなバーが幾つも紹介されている中で、和洋折衷の趣あふれるこの店は異彩を放っていました。あぁ、大人になったら僕は、毎日こういう店に行ってきれいなお姉さんと酒をたしなんで(続きは自粛します)…と妄想したものです。

そんなわけでたまたま思いついて再訪したわけですが、バーテンダーってすごい!と感動して帰ってきました。同じサービス業で飯食わせてもらってる者として、感じるところありありだったので、幾つかポイント絞ってシェアします。

メニューをはさむ安心感

基本的にバーって、メニューなんてものはなくて、バーテンダーと会話しながらオーダーしていくものです。今日の気分とか、ほんのり甘くてさっぱりするやつとか。でも、日常的によく行く飲食店って、たいていメニューを見て注文していますよね。だから、慣れていない店では、ざっとメニューに目を通すと、たいてい安心感を得られるものです。

…ということに、今回気付きました(笑)。バーテンダー(Tさん)は、僕たちにメニューを手渡し一度その場を離れた後、(おそらくずっと気にかけてくださっていたんでしょう、)一通りメニューを見終わったところで「どんなものにしましょうか?」と声をかけてくださいました。一通り目を通してあるから、「(連れ)ノンアルコールはないんですか?」とか、「(僕)このウイスキーってどんなんですか?」とか、安心して具体的な質問ができました。

余談ですが、結果はドンピシャ。おいしすぎて毎日飲みたいから「コンビニにもおいてほしい」とわがままを言ったり、ちゃっかりレシピも聞いて帰ってきました。(”サラトガクーラー”で検索すれば出てきます)

果たしてここまで考えてメニューをはさんでくださったのか、真相は不明ですが、僕は全部考えてくださっていた気がしてなりません。だって感動は一つではなかったから。

男の心意気

お会計のタイミングって気を使うものです。カフェで働いてると、いろんな方のお会計の仕方を見ることになります。見習いたくないのは、私が出すと主張し合って騒ぐおばさまたち。コメントは差し控えます(笑)。

逆にスマートだなと思うのは、もう済ませたよというパターン。相手に気を使わせなくて、すっきりして気持ちがいい。自分もそういう振る舞いをしたいと常々思っています。

今回は、たまたま帰り際に連れがお手洗いに立ったので、その間にお会計を済ませようと、Tさんを呼びました。男の皆さんはよく分かると思いますが、こういう時って少なからずドキドキするんですよね。お会計が終わる前に帰ってきちゃったらどうしようって。こっちもお会計すっきり終わらせとくから、そっちも十分時間かけて存分にすっきりしてきてくれといつも祈ってます(笑)

さて、テーブルチェックの場合、お店の人は2回行ったり来たりをすることになります。合計金額を算出するのと、お金を預かってお釣りを持ってくるのと。今回担当してくださったTさん、これは僕も度肝を抜かれたんですが、その2往復をダッシュしてくれたんです。こちらは何も言ってないのに。おしゃれなバーの中で、音を立てずにさりげなく、ダッシュですよ。信じられますか?

僕のドキドキを察して、恥をかかせないように、ASAPで対応する。本気でお客さんのこと思ってないと、ここまでの対応ってなかなかできないと思います。男の心意気というものを、久しぶりに受け取って、気持ちまですっきりしました。感動しました。

ペイ・フォワード的な何か。

時々、感動するサービスを受けることがあります。以前facebookに投稿したんですが、いま住んでいるアパートを探す時に、仲介業者のHさんから受けたサービスもそうです。もちろん今回の体験もです。

僕はこういう体験を、積極的にシェアしていきたいと思う。感動的なサービスは、それ自体がシェアせずにはいられないチカラを持っていることもあるのですが、その他にも色々と理由があります。

まずは、こういったいい話を聞くと、人の心があったかくなって、自分も人のためにいいことをしようと思うから。ペイ・フォワードの精神ですね。人からいいことをされたら、自分も違う人にいいことをする。綺麗事とかそういうのどうでもいいです。

次は、同僚にもシェアすることでさらに良い仕事をしたいから。僕たちの会社では、幾つかのサービスの”伝説”が語り継がれています。店の前で交通事故に遭った方がいて、不安そうな顔で警察を待っている時に、店から店員さんが出てきてコーヒーを差し出してくれた話。闘病のため渡米するお客様のために、焼きたてのシナモンロールを、早朝から空港まで届けた話。職業柄、お客様の人生に、少しでもいいからスペシャルな何かを与えられたら、こんなに嬉しいことはないと思う。

あとは、こういういいサービスの話が飛び交って、いいサービスをする店が増えたらいいな、というところですね。21世紀は、物質的な豊かさから精神的な豊かさへと、求めるものがシフトすると聞いたことがあります。僕もそう思います。綺麗事かもしれないけど、こうしたちょっとした感動が幸せな人生をつくる一つひとつのピースなら、それを地道に重ねていって、感動だらけの人生にしたい。そしてまわりの大切な人たちもそうであってほしい。

結論:飲みに行きましょう。