おかんの愛に泣きっぱなし。「おおかみこどもの雨と雪」レビュー


映画が好きです。新旧洋邦問わずたくさん観たいので、DVD派です。TSUTAYAさんには相当お世話になっています。いつもありがとうございます。

さて、2月20日、「おおかみこどもの雨と雪」がリリースされました。最大1泊2日という厳しいレンタル条件でしたが、なんとか時間つくって観ました。そして泣きました。何度も何度も。

みんなも観なよ!と言いたいだけの記事なんですが、はじめます。



「私が好きになった人は、”おおかみおとこ”でした。」

これが本作のキャッチコピー。でも、おおかみおとこ(声:大沢たかお)はすっと現れてすっと死んでしまう。ストーリーのほとんどは、彼と結婚した主人公、花(声:宮崎あおい)の子育て奮闘記です。

子どもたちはおおかみ人間。怒ったりはしゃいだりする時に、おおかみへと姿を変えます。都会の中、人目を避けての子育てはたいへん。そこで花は、子どもたちを連れて田舎へと引っ越します。その先はみなさんにご覧いただくとして。

ありふれた子育てそのものが、美しい。

おとぎ話的性格が強い設定ですが、描かれているのはリアルな人間社会における子育てそのもの。どこかに引け目を感じながら、それでも強く生きてゆく母親と子どもたち。

観ながら気付きました。ぼくのおかんもこんな風に、悪戦苦闘しながら育ててくれたんですね。そしたら、何気ないようなシーンの一つひとつが、思い出のアルバムを見ているようで泣けてきました。

花の、すべてを受け入れ笑顔を絶やさず、愛を示し続ける姿にも心うたれます。将来の相方も、こんな素敵なおかんであってくれたらなと、妄想せずにはいられません。

美しい自然、美しい音楽

ぼくが日本の映画に求めるものの一つが、日本らしさが描かれていることです。本作には、日本の田舎の大自然、古き良きコミュニティが丁寧に描かれています。

また、セリフを少なくし、代わりに心地良い音楽が流れ続けているのもポイントです。春の昼下がり、草原で心地良い風に吹かれているような、とびぬけた気持ち良さがあります。

まとめ。

愛という普遍的なテーマ。しっとりと魅せるストーリー・描写。前作「時をかける少女」「サマーウォーズ」と比較して、一段階上の世界観になっていると感じました。名作として何年後も観続けられる作品だと思います。

アニメつながりのおまけ。Amazonで予約始まってた。