さよならGoogle Reader!いいと思います!

うすうす気付いていました。2年前は毎日何百本もの記事をGoogle Readerで読んでいたのに、いまでは開きもしなくなっていたことに。きっとみんな同じなんだろうなぁ…近いうちになくなるんだろうなぁ…ってことに。そしてその時が訪れました。

あまり大きく話題になっていないのが寂しいですが、お世話になったGoogle Readerへのはなむけに、立場を表明しておこうと思います。

Google Readerサービスの終了、いいと思います!



より重要性を持つようになるソーシャルグラフ

RSSに変わって時代の主流を担っているのは、facebookやtwitterなどのSNS。RSSが自分の興味に基づいて記事を集めていたのに対して、SNSではソーシャルグラフが、興味がありかつ人気のある記事をシェアしてくれます。

ソーシャルグラフは、リアルの友人のつながりをネット上に再現したもので、これに対してインタレストグラフという言葉もあります。インタレストグラフは、興味ある分野をググってるうちにたどり着いた、共通の興味をもつ友人のつながり。

RSSはインタレストグラフの劣化版みたいなもので、興味のある分野の情報を、人気があるかどうかに関係なくひたすら集めていく。これに対してSNSは、ばりばりのソーシャルグラフ(主にfacebook)+インタレストグラフ(twitter)。昔と違っていまはほとんどの人が利用するようになったから、利用する回数や時間はうなぎのぼり。無敵ですね。

SNSさえチェックしとけば、自分の興味のある情報も、興味なかったけど人気のある情報も、勝手に集まってくる。RSSに登録しといたブログも、facebookに更新情報を乗っけてくれる。だからもうReaderは必要ないんです。

SNSはどこへ向かうのか…!?

いよいよ成熟期に入るような気がするSNS。もはやインフラといっても過言ではないので、いきなりなくなることは考えられません。ただ、インフラならではの大衆性がつまんなくなって、もっと細分化・エッジのきいたサービスが増えてくる気がする。たぶん新しい形で、インフラSNSを利用するような形で。

もはや普通のウェブサイトですら、インフラを利用してSNSのような場になっているところも多いからね。FBやTWへの登録は、ウェブでコミュニケーションをとるためのパスポート的な位置づけにすぎないんでしょう。

あんままとまってないけどまとめると、ウェブでの情報はよりSNSに集まり、その周辺にいろんなしゃれた町がたくさんできて栄えることでしょう。そうですね、ウェブサービスづくりはまちづくりですね。

というわけでGoogle Readerさん、長い間お疲れ様でした。安らかにお眠りください。

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