最近バックアップとったのはいつ?消えたファイルの復元方法。
空にしたごみ箱に入っていたファイルを復元するという、世にも奇妙な依頼を受けました。
結果はさておき(手遅れだった…)、色々と勉強になったのでメモがてらシェアします。
MacだけじゃなくてWin使ってる方にも読んでほしい記事です(`・ω・´)ゝ キリッ・゚:*.
ごみ箱のしくみ
コンピュータのごみ箱は、リアルのごみ箱とちょっと違います。リアルのそれはごみ収集車に持ってかれたらアウトですが、コンピュータのそれはごみ箱をからにした後でも復元できる場合があります。
前提として知っておきたいこと。実はコンピュータは、ぼくたちが大事にしているファイルそのものの情報の他に、どうやったらそのファイルにたどり着けるかという情報(確かリファレンス)も持っています。ファイルとリファレンス、覚えてください。
さて、まずはファイルをごみ箱に入れる作業。これはただの住所変更です。リファレンスを書き換えて、あたかもごみ箱という別の場所に入れたかのようにしている。
前) 探す→ハード(Cドライブとか)→(省略)→マイピクチャ→写真
後) 探す→ハード→ごみ箱→写真
ファイル自体は何も書き換えられてませんね。
これに対して、ごみ箱を空にする作業は、ファイルは残したままリファレンスを消去することです。これは2つの意味を持っています。
・1つ目は、元のファイルにたどり着けなくなるということ。
(空にする)→(リファレンスがない)→ぼくらはなくなってる(・ω・)ノと認識します
2つ目は、元のファイルは近い将来、別のファイルに上書きされるということ。
(空にする)→(ファイルは残ってる)→でもコンピュータは空き領域として認識する→いつか別のファイルに上書きされます
空にしたごみ箱から、復元!!
仕組みが分かれば可能性も見えてきます。ポイントは「いつか別のファイルに上書きされます」というところ。リファレンスさえ戻ってこれば、元のファイルは(上書きされていなければ)復元できそうです。
復元方法を幾つか。
※ググっただけなので、自己責任でお願いします
【Win】
失われたまたは削除されたファイルを回復する
無料ファイル復元・データ復旧ソフト一覧 – フリーソフト100
Vector:ダウンロード Windows >>> ディスク・ファイル復旧
【Mac】
データ復元ソフト: データレスキュー3(無料体験版あり)
っていうかもう大人なんだからバックアップとりましょうよ。
仕事では機密情報を、プリベートでは思い出を、いずれにせよ大事なデータ扱ってますよね?人生コンピュータに預けてますよね?
ここまで復元の話してきて何ですが、バックアップとらないならコンピュータ使わないで下さい .*:゚・(`・ω・´)ゝ キリッ・゚:*.
Windowsの方はぐぐって探してください。もともとバックアップとる機能がついてるらしいですよ。
Macの方にはちょっとだけ紹介。
Macのバックアップツール、その名もタイムマシン。ぼくは家に帰ると外付けHDに接続して、勝手にバックアップをとってもらっています。そうすると、○月○日に戻ってあのファイルを取ってくるなんてことができます。楽しいね!そして美しい…
・アナログバックアップ
写真など作ったもののバックアップは手動でやってます。ソフトから書き出してフォルダにまとめて、外付けHDに入れてます。フォルダには「20130414_photo_yoshino(撮影日_フォルダの中身_アルバムの名前)」など分かりやすくて検索しやすい名前をつけましょう。
他にも方法は山ほどあると思います。簡単で確実な方法を見つけて、習慣化したいものですね!