こわいけど知りたい、ウイルスの世界。
仕事でウイルスのことを調べる機会がありました。もちろん、医学的なやつではなくてコンピュータが感染するやつです。
普段はMacを使っているから、あまり神経質になったことがないウイルスの世界。でも調べれば調べるほど、底知れぬおもしろさおそろしさを感じました。
ITリテラシーとして知っとくべき内容だと思ったのでご紹介します。
なんでウイルスが存在するのか
ウイルスの存在目的は2パターンに分けられます。
1つ目は愉快犯。ただハッカーとして技術を追い求めてたらこうなったとか、腹立つことされたから仕返ししてすっきりしたいとか。まぁこれくらいだったらいいでしょう。昔はプログラムの名声を高めるためにやる人も多かったとか。
2つ目はカネ目的。こっちはちゃんと怖いです。クレジットとか口座の情報を盗むというやつです。れっきとした犯罪です。
理屈はこうです。例えばぼくたちがネットで買い物をするとき、クレジット番号を入力しますよね。そのデータは、しかるべきところに送られて決済処理が行われます。ところがウイルスが入っていると、「しかるべきところ」ではなくて「送っちゃいけないところ」にデータを送信してしまいます。送られたデータをもとにカードや口座を使っちゃうというわけ。
詳しく調べてみた。
厳密には、ウイルスは「マルウェア」に分類されます。「マル」は悪意のあるという意味のMaliciousで、「ウェア」はSoftwareのこと。つまり悪意のあるソフトウェア。マルウェアの中に、ウイルスとかトロイの木馬とか、バックドアとかキーロガーとかいろいろあるらしい。
「ウイルス」は、マルウェアのうち自己増殖・感染するもののこと。でも広義では、マルウェア全般をウイルスと呼んでいる傾向があります。下のトロイも、厳密にはウイルスじゃなくてマルウェアですが、ウイルスと呼んでいいと思います。
さて、その「トロイの木馬」。これはぼくたちが知らぬ間にダウンロードしちゃったマルウェア。自己増殖はしないけれど、ウイルス対策ソフトを装ってたり、別のソフトにくっついてきたりします。ウェブの仕事やってて遭遇するのはたいていトロイさんな気がする。
対策は?
ウイルス対策ソフトを使いましょう。
手動でアンインストールすれば駆除できるものもあります。でも、より危険なものほど、素人が簡単に駆除できないようになっています。ハッカーに立ち向かおうだなんて10年早い。有償のソフトを使いましょう。
で、何使ったらいいの?ってところですが、ぼくのおすすめはカスペルスキーです。
ウイルス対策ソフトにも得意不得意があるようで、そのあたりざっと調べてみた結果、一番強いなって思ったのがカスペルスキ。無料体験版が30日間あって、納得して購入できるのもポイント。ぼくはまだ体験中。
パッケージ版は数千円で買えます。でもとりあえず現時点でウイルスいないかチェックするために体験版いれてみるのは多いにありだと思う。最初の一回、完全スキャンは時間がかかるけど、その後は短時間でちゃちゃっとチェックしてくれます。
大事なコンピュータを守るために、みなさんもぜひ。備えあれば憂いなし。こないだ書いた「バックアップ」とあわせてどうぞ!